ケアでひろがる、ケアでつながる 支えあいの情報モール HELP ON HELP

自分をダメな子と思っていた少女が、天使に出会い、本来の自分に出会う物語です。ファンタジーのようで、自分探しの目的を問題提起され、認め合う母子関係の大切さを説かれる絵本です。

この絵本に出会ったのは、こどもが幼稚園に通園しなくなった頃です。うつくしい挿絵に惹かれて手に取りました。
当初、幼稚園に行かない理由を聴いても言葉にならず、本人の様子から強引に登園させない方が良いと判断して休ませていました。しかし、休む日が続くにつれて、通園を後押しすべきかどうか迷ってきました。休んでいるといっても、長い人生のほんのわずかですし、私は自営業で、ある程度時間をコントロールできる恵まれた環境です。でも、幼稚園を休ませるといけないのではないか?と思う気持ちがふつふつと湧いてきていました。 
その理由を掘り下げてみると、「皆が通っているから」「さぼり癖がつくんじゃないか」「友達と遊んでもらいたい」「集団生活で成長してほしい」などが出てきました。夫とも、今の我が子にとっての通園の意味を話し合いました。

 そんな頃、とある方から、「この子、休んでいる理由あると思うわよ」とアドバイスを頂きました。休みだして1週間、目元が優しくなってきた印象でした。今なら話すかもしれない、落ち着いている時をみはからって、私の思い出話をしてから、本人に聴いてみました。すると、大人からみると笑ってしまうくらいのことですが、本人にとっては深刻なできごとを話し始めました。こどもなりに、ものすごく頑張っていたんだと、思わず涙が出ました。幼稚園のお友達も先生も大好きだけれど、幼稚園にいくのは少し荷が重い、そんな状況です。通っていた幼稚園は素敵なところでしたが、本人の「休憩したい」という希望を最優先し、友人たちのサポートもあり、集団を焦らずに、本人が通うというまで休むことを決めました。
今回のことがこどもにとってプラスになるように働きかけたい、子ども同士のやり取りが増える近い将来にそなえ、彼女のこころの支えになるようなものを与えておきたい、そう思っていたときに、出会った絵本です。

光の天使の絵本
篠塚 澄子 (著),‎ 加藤 裕美 (イラスト)
出版社: 飛鳥新社 (1999/12)
言語: 日本語
ISBN-10: 4870313901
ISBN-13: 978-4870313903



 

[執筆者]
みわ ともこ

[プロフィール]
夫と小さなこどもとの3人暮らし。元ソーシャルワーカー、子育て楽しみ中。アラフォーママのための、こころとからだをケアするサロン「あろままlife with aroma&cooking」主宰。自然の恵みをめいっぱい頂いて、誰もが今より幸せな気持ちで暮らせるあたたかな社会を。