『奈良ユニバーサル観光マップ』は車いすユーザーの方などを対象に、奈良観光を安全に楽しんでいただけるように奈良県内6エリア(奈良公園・高畑・ならまち・西の京・きたまち・飛鳥)すべてを、自立生活支援センターフリーダム21の障がい者自身が調査を行い、作成されました。
写真が多く、車いすトイレなどの情報はもちろん、路面の状況や電動車いすのバッテリー注意など、とても細かく書かれています。車いすユーザーが実際に調査したこのマップは、大いに役にたちそうです。

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奈良ユニバーサル観光マップ』のように、ユーザー参加型のバリアフリーマップが、最近注目されています。

『ならまちマップ(奈良教育大学ボランティアサポートオフィス、NPO法人Checkなど協力)』は、国立大学法人奈良教育大学ボランティアサポートオフィス学生スタッフが中心となり、NPO法人Checkの方や地元の小学生、保護者、奈良教育大学の学生が協力し、作成。実際に車いすに乗って、奈良の観光ルートを調査しています。

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奈良は道が狭かったり、急勾配の坂道が続くところが意外とたくさんあって、一方で細かな情報もなかなか少ないため、車いすユーザーなど配慮の必要な方が奈良観光をするには、少々ハードルが高かったりもします。

バリアフリー状況の情報を全国、世界に拡げたのがこちら。『WheeLog!(https://www.wheelog.com/hp/)』みんなでつくるバリアフリーマップアプリ。スマホの位置情報によって、誰もが行った・利用した先々での情報をアップロードし、必要な情報を受け取れるシステムです。あらゆる場所の情報を集積し、地球上のすべてのバリアフリー情報を検索可能にすることを最終目標としています。

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『奈良ユニバーサル観光マップ』自立生活支援センターフリーダム21作成
(問い合わせ先)TEL/FAX:0742-23-9064、freedom@unimap.org

[執筆者]
太田啓子
[プロフィール]
立命館大学 衣笠総合研究機構 客員研究員。博士(学術)。専門は、障害者福祉、障害学。「職業訓練における指導員のジレンマ-職リハの取り組みを通して」横須賀 俊司, 松岡 克尚編著『障害者ソーシャルワークへのアプローチ―その構築と実践におけるジレンマ―』など執筆。