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ある日の帰り道
坂道のてっぺんにあるお宅の
コンクリートのちょっとしたスペースに
ちょうどこどもの目の高さにあって

透明の虫かごがひっくりかえって
中に入っていたであろう
黒い土がこんもりと散らかっていました
 
おそるおそる見ると
中には何かの幼虫二匹
 
 
いきてるかな?
 
 
あぁ 動いてる
この寒さの中 生きてる
 
 
 
このままにしてたら
死ぬかもしれないな
 
 
持ち主は土にかえしてやるだろうか
男の子かな、
散らかしてって
おかあさんに叱られたのか
 
 
しない気がする
 
 
そうしたら
この幼虫は
死ぬだろうな
 
 
 
翌日
ふたたび通園路
 
 
そーっとみる
 
 
一匹がみえる
動かない
 
もう一匹も
動かない
 
 
あぁ やっぱり
死ぬときはどんなだっただろう
 
 
土にかえしてやってたらよかっただろうか
そんなことを考えるより先に感じたのは
 
 
 
いのちってうつくしい
 
 
ただただ
そう思いました
 


[執筆者]
みわ ともこ

[プロフィール]
夫と小さなこどもとの3人暮らし。元ソーシャルワーカー、子育て楽しみ中。アラフォーママのための、こころとからだをケアするサロン「あろままlife with aroma&cooking」主宰。自然の恵みをめいっぱい感じながら、誰もが今より楽な気持ちで暮らせるあたたかな社会を。