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「とてもやさしくて」「おだやかで」「裏表がない」。でも「ちょっと変わっている」人って周りにいませんか?そんな人との楽しい日常も描…

主人公の旦那さん(アキラ)さんはアスペルガー症候群(発達障害の1つ)。結婚前から「なんだかちょっと変わっている」と思いつつ、「とてもやさしい」し、「おだやか」だし、「裏表がない」し、と「いい人」と思いこんで結婚。

ところが、結婚して、一緒に暮らし、子どもを育てる間に、「ちょっと変わっている」という思いが、主人公を次第に違和感へと導き、そして孤独感を伴って疲れさせてしまうようになります。

大人の発達障害に悩む家族へ 壊れかけた妻がみつけた再生のヒントがたくさんつまっています。マンガなので、面白おかしく読めてしまうのも魅力です。
『旦那(アキラ)さんはアスペルガー』野波 ツナ著 コスミック出版より発売中

[執筆者]
太田啓子

[プロフィール]
立命館大学 衣笠総合研究機構 客員研究員。博士(学術)。専門は、障害者福祉、障害学。「職業訓練における指導員のジレンマ-職リハの取り組みを通して」横須賀 俊司, 松岡 克尚編著『障害者ソーシャルワークへのアプローチ―その構築と実践におけるジレンマ―』など執筆。