たちねさんが養老語録を抽出しておられるので、読んだ気になりそう…たとえが言い得て妙です(笑) 生活に効く「16文キック」です!
不思議と、そばにおいてある本
著者 養老孟司さんの考え方がつまった本
有名な 『壁』 三部作のなかの一冊ですね
出会えて とてもよかった本
かかりつけの無愛想な医者みたいな本
そして ときおり出会う
著者の養老氏語録です
語録のキレは、アントニオ猪木選手の技・延髄斬りや
ジャイアント馬場選手の技・16文キックのように効く
感動はストレスを超えるとか 聞いたことあります
<語録まとめ>
①古典は読むべきだし、読む力をつけるべきである
それは自分で読むしかない
他人を当てにしても無駄である
まして学校では何も教えてくれまい
②嫌いなことから ひとは学ぶ
③今が幸せか どうかなどと考えることは、まったく無意味なことです
そんなことは、後になってから自然にわかってくる
④人生でぶつかる問題に、そもそも正解なんてない
とりあえず答えがあるだけ
⑤これだと自分が思えることなら 何歳になって見つかってもいい
⑥人は変わることができる
自分を変えたら世の中がガラッと変わる
そうすると生きてることがラクになるよ
⑦バカの壁
壁の向こうに 浪漫がある
⑧君たちだって
ガンになることがある
ガンになって
治療法はなくて
あと半年の命だよと言われることがある
そうしたら、あそこに咲いている桜が違って見えるだろう
では桜が変わったのか
そうではない
それは自分が変わったことに過ぎない
⑨インターネットのなかにあるのは、全部過去の遺物です
⑩『そもそもいちばん出来悪いのがいるってのは 共同体では大切なことなんです
ビリがいなくなればビリから二番目がビリになる ビリの人は全体に恩恵を与えているんですよ』
[執筆者]
たちねあつのり
[プロフィール]
「中西町読書倶楽部」世話人。 福祉施設職員として、障害のある人やケアラーをサポートする日々を送っている。 敬愛するジャイアント馬場さんが読書家であったことにも影響された(?)。 目標は、珈琲と本を片手に長生きすること。 絵本の読み聞かせなども好き。