ケアでひろがる、ケアでつながる 支えあいの情報モール HELP ON HELP

 近年、医療や福祉の現場に導入されるなど身近になりつつある「テクノロジー」を通してケアの本質を見つめ、支え合いの関係やよりよいケ…

イベント内容

開催概要

開催日・期間 2015年10月24日(土)
13:20ー17:00(13:00受付開始)
会場 クリスタルタワー20F A会議室
〒540-6020 大阪市中央区城見1-2-27
参加費 無料
主催 一般財団法人 住友生命福祉文化財団
一般財団法人たんぽぽの家

内容

プログラム
13:30-14:00 キーノートスピーチ
人の感情と尊厳に、テクノロジーはどう関わることができるのか
ケアを支える科学・技術は、いまどこに向かい、これからどこへ向かうべきな のでしょうか。その歴史から現在までの変遷を整理することで、これまでのテク ノロジーとの向き合い方、そしてこれからの関係づくりについて考えます。
塩瀬隆之 (京都大学総合博物館 准教授/京都)

14:00-14:30 プレゼンテーション1
働きもののロボットが病院をどう変えたのか
虐待やバーンアウト(燃え尽き症候群)が起こる現代、子どもや患者をケアす るだけではなく、それを支える『ケアする人』をケアすることも重要になってき ています。医師や看護師の負担を少なくするため、薬剤や検体(血液や尿など) を運ぶ病院内自律搬送ロボット「HOSPi」という医療福祉ロボットの導入。5年 たった現在、医療従事者や患者にどのような影響をおよぼしているか現場の声を 聴きます。
松本晴美 (松下記念病院 看護師長/大阪)

14:30 – 14;40 休憩 (30 分)
14:40-15:30 プレゼンテーション2
人と人をもっと近づけるロボットメディア
人とテクノロジーの距離を近づけるための「形」「機能」「感情」とはどうい うものでしょうか。人間として最低限の姿形をして、想像の余地を残したテレノ イド。自分自身の記憶や感情を投影させることで、これまでにないロボットとの 関係性を生みだしています。高齢者施設への導入で、職員、入居者・利用者の行 動や心情はどのように変化したのでしょうか。テクノロジーを通じて、人と人を より強く結ぶためにできることを探ります。
山崎竜二  (株式会社国際電気通信基礎技術研究所[ATR] 研究員/京都)
神山晃男  (株式会社テレノイド計画 代表取締役社長/京都)
淡路由紀子(特別養護老人ホームグレイスヴィルまいづる 施設長/京都)
河村芳枝  (高齢者総合福祉施設神の園 ユニットリーダー/京都

15:30-16:00 プレゼンテーション3
愛着に応える技術者の情熱
1999年にAIBO(アイボ)という犬型ロボットが発売されましたが、2014年3 月末には製品対応が終了し、修理窓口もなくなりました。「壊れたからと捨てる ことはできない」「子どもと一緒。ロボットとは思えない」と、AIBOをモノと 思えない人たちに、技術者が立ち上がり修理専門工房を興しました。人がロボッ トにもつ愛着や哀しみを通じて、人とテクノロジーのありかたを再考します。
16:00-16:10 休憩

16:10-17:00
ディスカッション
コーディネーター:塩瀬隆之

お問い合わせ

一般財団法人たんぽぽの家
Tel 0742-43-7055
Fax 0742-49-5501
Mail carecare@popo.or.jp
HP http://tanpoponoye.org/