大阪でもやります!男性の介護について考えるシンポジウム。 ケアする人が知識を持たないといけません。決して他人事では済まない社会問…
日程 | 2016年3月5日(土) |
場所 | 大阪大学中之島センター 講義室406 (大阪市北区中之島4-3-53) |
時間 | 13:00~17:00 |
参加費 | 無料 |
定員 | 72名 |
シンポジウムの趣旨:親や妻など家族の介護を担う男性が130万人を越え、全介護者の3分の1を占めていると言われる。育児を担う男性を表す「イクメン」という語とともに、介護を担う男性を表す「ケアメン」なる語も使われるようになっている。なかには、仕事と介護の両立が難しくなり、介護離職に追い込まれるケースも少なくない。今でも日本の介護の3分の2は女性で担われているが、わざわざ「女性介護」と呼ぶことはないのに、「男性介護」という語が使われるには、それなりの背景がある。認知症、難病、寝たきりなどの家族の介護は、一昔前までは長男の嫁に押し付けられ、女性に委ねられることが多かった。しかし、かつて半数を占めていた「嫁」による介護は全体の1割に激減し、そのかわり、夫や息子が担うケースが増えている。2009年には、「男性介護者と支援者の全国ネットワーク(男性介護ネットワーク)」が発足して、徐々に男性介護の問題が注目を集めて来ている。身体介助や排泄介助のほか、食事・洗濯・掃除などの家事も、男性の肩にのしかかってくる。ビジネスのように目標を設定して成果を追い求めることに慣れて来た男性が、自分の思い通りにならない人間を相手に介護をする。どんな問題を抱えることになっており、どんな支援ができるのか、皆さんと一緒に考えたいと思います。
シンポジスト:
1)宮下明夫(男性介護当事者)
「地域の住民の方々、友人に助けられた自宅介護からの解放」
2)西山良孝(「ほっこり庵」代表)
「男性介護者の介護ストレスについて」
3)津止 正敏(「男性介護ネット」事務局長)
「ケアメンの介護実態と組織化活動の現況」
司会:浜渦辰二(大阪大学教授)
進行:林道也(〈ケア〉を考える会)
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共催:
患者のウェルリビングを考える会(神戸)
〈ケア〉を考える会(京都・岡山)
科研プロジェクト「定常型社会におけるケアとそのシステム」
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詳しくは、次をご参照ください。
http://www.let.osaka-u.ac.jp/~cpshama/clph-care/20160305_symposium.pdf
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大阪大学文学研究科 浜渦研究室気付 「ケアの臨床哲学」研究会 |
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会場 | 大阪大学中之島センター 講義室406 |
開催日 | 2016年3月5日(土) |
yoshinokumano@gmail.com |