ケアケア研究所/HELP ON HELP事務局による、地域のさまざまな支え合いの活動に関するレポート、コラム。
2月15日にオープンした和歌山のケアケアカフェに行ってきました。 共助のまちづくり協会アートサポートセンターRAKUに、ケアする人のためのカフェがオープン!何と朝日、産経、毎日、読売の4紙と和歌山新報などの新聞だけでなく、テレビ、ラジオなど、和歌山のすべてのメディアに取り上げられ、オープン当日も取材が来ていました。「それだけ社会が必要としているということ」と一般社団法人共助のまちづくり協会理事長の島さん。電話での問い合わせも多く、中には「自分にもできることがあったら協力したい」という93歳の方からのお申し出もあったそうです。
共助のまちづくり協会とNPO法人かるっちゃアカデミーを中心に、和歌山高齢者協同組合、社会福祉法人麦の郷、社会福祉法人つわぶき会などの団体が協力して、地域の家族介護者や介護職従事者などケアする人のサポートを行っていきます。
RAKUは和歌山駅前の美園商店街の中にあり、通りに面している部分が全部大きな窓になっているので外からよく見え、何かやっているのがすぐにわかります。オープン当日も新聞やテレビで見たという人が訪れていました。
初日はオープニングということで関係者でにぎわっていて、そろそろお開きにしようかという頃に、「まだやっていますか?テレビでみたのですが」と、若い女性が入って来られました。おひとりでご家族の介護をしていらっしゃる独身の方でした。席を勧められて話し始めたとたん、涙が…。ひとりで介護する辛さが伝わってきました。かるっちゃアカデミーの傾聴ボランティアの方々が親身になってお話を聴き、また楽しくおしゃべりして、その女性は「すっきりしました。また来ます」と仰って帰られました。
和歌山らしい、素朴でアットホームなケアする人のためのカフェ「ぼちぼちIKOKA」は毎週土曜日11時~15時開催です!
(写真は共助のまちづくり協会の島さん)
文責:事務局 佐賀優里香
【執筆者】
ケアする人のケア研究所/HELP ON HELP事務局
【よみ】
ケアスルヒトノケアケンキュウジョ/ヘルプオンヘルプジムキョク
【自己紹介文】
1999年から始まったケアする人のケア研究所(通称ケアケア)及びウェブサイトHELP ON HELPの事務局です。各地のいろんあ支え合いの情報を収集・発信してます。