老いや病による問題に向き合う日々のなか、その先にある望ましい最期とはどういったものか。その試行錯誤を記録した調査研究。
この調査研究を始めたきっかけは、福祉ホームコットンハウスの生活者の高齢化に伴うさまざまな出来事に寄りそう人たちの戸惑いや苦しみを救うものがないか、高齢化に伴う変化を個人的な経験にとどめないことで、社会に問いかけるものになるのではないかと考えたことでした。
① 障害のある人へのインタビュー
高齢になりつつある障害のある人に対して、インタビューを行った。
② 研究会の開催
もしバナゲームに関連する研究会、体験会を実施した。
障害のある人のアドバンス・ケア・プランニングに関する研究会を実施した。
介護保険サービスの内容について知る研究会を2回実施した。
③ 施設見学
重度の障害のある人等が暮らす場の見学、ヒアリングを実施した。
調査研究を始めるときには、高齢の分野ではもっとよい場所があるのではないか、地域が違ったらいろいろな選択肢があるのではないかと思っていましたが、実際に調査をすると、これがベストである、というものがあるわけではないことがわかりました。それぞれの地域や暮らしの場で、支える人たちも含めた試行錯誤があり、よりよい暮らしや環境を求める取り組みがありました。
高齢期を迎え、迷いや戸惑いはあって当然です。それは、障害のある人本人だけでなく、それを支える家族や支援者にも生じます。何を大事にして生きていくか、特にもしものときにどうありたいのか。いざというときには、そうした話もできない状況になります。日頃から身近な人と、大事にしていることや生き方、自分の考え方など、もっといろいろな話をしておくことが豊かな高齢期の生活をつくっていくのではないでしょうか。
私たちの取り組みに興味をもっていただいた方々と、情報交換など学び合う機会をつくりたいと考えています。ぜひ、本冊子をお手に取っていただくとともに、ご関心を寄せていただけましたら、お気軽にご連絡ください。
調査研究報告書をご希望の方は、返信用切手(370円分)を同封の上、下記事務局まで郵送にてお申込みください。
〒630-8044 奈良市六条西3-25-4
社会福祉法人わたぼうしの会 たんぽぽ生活支援センター
※ ①「申込者のご連絡先」②「希望する冊数」もお伝えください。
※ 封筒に「調査研究報告書希望」とご記入ください。
TEL. : 0742-40-1030 / Email: genki@popo.or.jp
助成:日本社会福祉弘済会